最期の腕枕

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この、腕にかかる重みのなんと心地好い事か。



打ちひしがれる悲しみも、愛しさの証なのだと言い聞かせれば、何やら落としどころがあるような錯覚に救われる気がする。



が、このまるで眠っているような、揺り起こせば開いてくれそうな瞼は、何度ほお擦りをしてもつぶったままだ。



話し掛けるたびに言葉がつまり、嗚咽を飲み込む。



家族にとって辛い夜になる。

愛しき友シュナ

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2020年のStayHome期間の中。



必然的に家族全員が揃う。



その、ささやかな家族の団欒の中、かみさんの腕に抱かれながら、シュナが逝った。



ゆっくりゆっくり、かみさん、娘、ロッキーに身体をさすられながら、息を引き取った。



思えば1月に歩くのが困難になり、家族が彼の介護にシフトしていたが、偶然にも新型コロナウイルス対策で3月頭から娘が彼の世話をしてやれるようになり、この2ヶ月の間、ひとりぼっちになることは避けられた。



最期は、かみさんの腕の中でゆっくりゆっくり、幸せそうにその息を引き取っていった。



「頑張ったね」



「強かったね」



「ありがとうね」



まるで声が届いたかのように、家族が声をかける度に身体を動かしたシュナ。



息を引き取ったシュナを、しばらく抱いていた娘がふと



「今頃、家の中を走り回ってるかな」



と、シュナの小さな頭に話し掛けた。







そう、今夜はシュナが若い頃のように、家の中を走り回っていることだろう。



家族全員で、シュナを囲んで眠る夜。



ロッキー家の意味深い夜になる。







ありがとう、シュナ。



早く、虹の橋で会おう。







ロッキーはまた、自分が死ぬのがとても待ち遠しくなった。





でもやっぱり会いたいよ



シュナ

特製ご飯に食いつくシュナ

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2020年のStayHome期間中、ロッキーがシュナのご飯を作っています。


作ると言ってもひとつ鍋、ゆで卵を茹でながら、その茹で湯に細かく切ったお豆腐と鶏肉、ニンジンを入れて茹で、ゆで卵が出来たら細かく切って混ぜ、そこに少量の白米と納豆などを入れるという簡単な料理です。


もちろん人間が食べても美味しい♪


シュナもがっつく(笑)


体力を落とさないようにしないと。


ロッキーの手作りご飯は美味しいかな?